6月28日、29日にドイツのベルリンで開催された【日独共同学長シンポジウム】に出席するため、前学長で現教職教育院長である副学長と、学生指導・厚生担当の副学長(研究不正告発においての被告発人)の2名が、出張されました。出張期間は全部で8日間、シンポジウムでのお二人の発表の予定はありませんでした。
この出張に関して、福岡とベルリンの飛行機の往復にビジネスクラスを使用し、一人あたり航空運賃だけで505,560円かかったことが判明しました。宿泊費等は含まれていませんので、日当や宿泊費を含めると、さらに相当の金額(場合によっては70万以上?)になることが予想されます。つまり2名の副学長の出張で、航空運賃だけで100万以上、すべての経費を合わせると150万弱のお金が使われたのではないでしょうか。
福教大の旅費規程では、ビジネスクラスを使用できるのは、役員以上(副学長は役員には含まれません)か、「役員及び旅行命令権者が特に必要と認めた者」です。誰が、どのような理由で必要と認めたものなのでしょうか。
驚くべきことに、福岡空港までのタクシー代や都市高速の料金も二人から大学に請求されているようです。空港への公費でのタクシーの使用は特別の場合を除き、一般の教職員には認められていません。
今年も、教育研究費縮減により、学生のための本や教育用具も十分にそろえられていません。学内の教室や備品の状態もひどいものです。こういう福教大の状況下で、副学長2名がビジネスクラスで海外に出張する余裕がどこにあるのでしょうか。このシンポジウムの報告も未だ二人から出されておらず、どのような成果を持ち帰られたのかも全く不明です。
皆さんにもようやく、大学執行部が福教大を食い物にしていることがおわかりになったでしょう。 今、彼らにNOを突き付けなれば、大学はもはや立ち直れないところまで来ていることを改めて申し上げます。