6日(木)、福岡教育大学の学部、研究科合同教授会において、以下の問題が提議された。以下その内容である。
櫻井学長の娘が数年前から研究室(学長のPCを含む)を自由に使っており、学長に就任してからは学長公用車に同乗して来ることもあった。
東京都の舛添要一前知事が、家族を公用車に乗せ、その他公私混同が大問題となって、知事辞職に至った事件と、まったく同じ構図ではないか。
研究室の管理責任者は、飯田教育学部長で、しかも学部長の研究室は学長研究室の隣である。この状況を知っていたのかという質問に対して、教育学部長は、学長の娘の研究室使用を知っていたことを認めた。
学長の娘は、父親が本学の学長であるだけで、当人は、他大学の学部卒、他大学大学院修了者であるにもかかわらず、学長研究室のPCを利用し、時には授業・ゼミの時間への参加や出席確認を父親に代わって行い、学部生・院生が嫌がっていたという話もある。
また、退職者の研究室は、今年度、櫻井学長になってから「ALL」という全学使用スペースとして、学生に開放するように措置がなされたが、学長室が別にあり退職年齢で授業等をまったく持っていないにもかかわらず、学長の研究室はそのまま学長が使用するということにされた。
それだけではなく、学長になってからは、娘を学長公用車に同乗させて、出勤・帰宅することもある。規程上は、学長公用車の利用は,原則として学長,理事,副学長,事務局長にしか認められていない。
質問した教員が実際に確認しようとしたところ、娘は運転手と会話をした後、事務局棟に入ったという。事務局等に入ってからかなりの時間が経って出てこなかったというので、そこにも出入りし職員はそれを知っているのではないか、公用車使用に関しての管理責任(事務局長)もあるのではないか、と問われたが、教授会での回答はなかった。
娘が単独で学長の自家用車で来たこともあったそうである。車で入構するためには、入構許可証が必要で、学長の入構許可証を使用している。学生が別の学生の入構許可証を使用した場合、過去にも処分がされている。実際にこれまで教育学部長が学生を処分をしている。