《またもや教授会が大混乱》(2017年1月27日)


 1月26日、定例の1月教授会が開催されました。12月教授会において、規定違反が強く疑われる問題が発生しましたが、今月教授会では、法規担当の副学長(前文部科学省参事官)から「規程違反ではない」とする説明がありました。しかし教員側は、「それでは規程違反ではないことの根拠は、説明できていない」として真っ向から対立しました。

 また、この案件では、新たに重大な疑念も教員側から出されましたが、それに対する回答もありませんでした。

 実は、教授会前日に、教員有志から、学部長、研究科長に対しては、「辞職要求」と今後「二度とこれらの役職につかない旨の確約」を求める要求が出されていました。理由は、4月就任時からこれまで、学部長、研究科長が、教授会の意見を集約し結論を得る任務を遂行していないからです。

 教授会構成員はこれまで、大学の教育と研究に関して、いろいろな意見を出してきましたが、常に個人が意見を述べた状態に留まっていました。教授会が、たとえば採決を行い、教授会全体の意見をまとめて、学長に伝えたようなことは4月以降一度もありません。それは、教授会として意見をまとめる役目を果たすべき学部長、研究科長が、その任務を全く遂行しなかったからです。

 教員からの学部長、研究科長への辞職要求に対して、教授会の中で誠実な対応がなかったため、多くの教員が退室し、教授会はその後不成立となりました。

 大学はますます混迷を深めています。