《寺尾前学長は大学経営学事顧問になっています。いつの間に??》(2017年6月19日)


 寺尾副学長に関する、驚くべき情報が出ています。 寺尾副学長は、学長在任の最終日、平成28年3月31日に、自らを「大学経営学事顧問」として採用する「異動伺」の決済を行っていました。

 その結果、寺尾氏は、28年4月1日に「任期付き職員」(1年ごとの更新可能、退職金も支給される)として採用され、かつ「大学経営学事顧問」に就任、同時に「副学長(大学改革・学事統括・評価担当)」として任命されています。

 実は、本学には「顧問」規程がありません。 他大学には学長経験者や学識経験者が「顧問」になるケースがありますが、「顧問」規程が整備されているとともに、報酬ゼロの事例も見られます。 「顧問」とは、通常「企業などにおいては、意思決定の権限は持たず、経験や専門知識に基づいて実務上有益な助言を行う役割を担う役職」であると定義されるでしょう。

 一方本学において寺尾顧問は、副学長を兼任し、学生指導や入試等について、大きな責任を負う教職教育院の院長であり、教育課程の編成の責任者であり、かつ教育研究評議会や部局長会議の主要構成員です。

 我々は、寺尾氏が「大学経営学事顧問」という役職についていることを、全く知りませんでした。 何の情報も公開されていませんでした。 寺尾氏が「任期付き職員」として採用されていることも、最近ようやく明らかになりました。

 大学に規程のない役職を勝手に作り、学長自身が、学長退職後の自らの採用の決済を行うなど、恣意的に人を採用し、多額の給与を大学に支払わせることが、「学長のガバナンス」なんでしょうか。

 もういい加減、われわれ全員で、このやり方にNOをつきつける時に、来ているのではないでしょうか。 あまりにひどすぎませんか。