本学の教員総覧に関する問題については、これまでにも、教員でない方が教員として掲載されていたことなどを取り上げてきました。 大学側は、少しの修正を行ってきましたが、このたび「教員総覧」自体が更新され、大学HPに掲載されています。
教員に内容の書き換えも含めて依頼があり、システム自体が更新された新しい「教員総覧」です。
しかしながら、29年7月に更新されたこの新「教員総覧」は、内容的にはとんでもないものとなっています。
講座ごとの記載内容は、従来型とあまり変更はありませんが、問題なのは、専門分野という項目です。
研究分野に応じてクリックすると、教員名が出てくる仕組みとなっています。
しかしながら、ここで出てくる教員数が甚だしく少ないのです。
どういう基準で振り分けられたのか、はっきりしません。
例えば「数学」をクリックすると、出てくる教員はたったの2人ですし、「文学」は3人です。
1人の教員が繰り返し出てくる場合も多く、一体どのように専門分野が選別されたのか、疑問です。
さらに、見ていくと講座群のところで、「その他」という項目があります。
そこをクリックすると「赤間 仁(ダミー)教授」という名前が出てきます。
もちろん本学には赤間 仁(ダミー)教授はいませんので、入力の時の例が残っているのでしょう。
赤間 仁(ダミー)教授がいつの間にか採用されたのかと、一瞬驚きました。
検索機能もうまく働いてないようです。
このように劣化した「教員総覧」更新に、本学は一体どれほどの費用をかけたのでしょうか。
ちなみに「教員総覧委員会」なるものが、本学にはあるようで、委員長は学部長です。が、先日の教授会で「教員総覧」に関する問題指摘がフロアからありましたが、「これから調べます」というような返答のみでした。
「教員総覧」の問題については、内容の後退したシステム更新に多くの費用がかけられたことが問題ですが、更新された総覧内容を、誰もチェックしていないのか、またチェックしても誰もこの異常さがわからないのか、 これらのことも大きな問題です。
まさに「大学崩壊」です。