《来年度の福岡市の教員採用予定数が激減しています》(2018年5月7日)


 平成31年度の教員採用予定数の発表が始まりました。

 福岡市の教員採用予定数が、4月終わりに発表されました。
驚いたことに、小学校で昨年の半分です。
過去5年間の中で、最低の数です。
中学校の各教科も厳しい数となっています。
今年、福岡市の教員採用試験を受験予定の学生は、衝撃を受けています。

 本学は、平成28年度入学生から、生涯教育系をすべて廃止し、その定員をすべて教員養成系に移しました。
そのうえで、教員就職目標数を、学生定員(630名、28年度生からは615名)の90%以上という、高い数値を掲げています。
学内からの多くの反対は無視されました。
教員採用数が今後減っていくであろうことは、いろいろなところで、指摘されてきたことです。

 にも関わらず、学生定員の90%以上の教員就職数を掲げるなどということは、あまりに無謀なことではないでしょうか。
ちなみに、全国の教育大学・学部で、ここまで高い数値目標を上げているところは、見当たらないようです。

 また、本学と同等レベル以上の大きな定員を持つ教員養成系単科大学では、生涯教育系を改組して、「教員の働き方改革」の中でも求められている教育支援員養成のための課程を作るなどして、教員養成課程への全定員の移動を行っていないところが多いようです。

 福岡県、北九州市の教員採用予定数が、今後発表されますが、状況をしっかり見守っていきましょう。