6月28日(木)14時から30分間、県立特別支援学校を本学内に設置することについての説明会が開かれました。
まず経緯等の説明が、おもに川添理事からありました。 以下のような内容です。
県立の特別支援学校を本学敷地内に設置する方向である。
平成28年11月、県立の特別支援学校を新たに3校新設する旨の方針が決定し、平成29年11月、そのうちの一校に古賀特別支援学校の通学区に設置予定とし、特に糟屋、福津、宗像、遠賀を通学区とした特別支援学校新設のため、福岡県より本学に対して、本学敷地内に設置したい旨の検討・協力依頼がなされた。
本学の特別支援教育は全国的にも評価されていることを踏まえている。
一方、宗像市は福岡県に対して、特別支援学校の設置要望を出した。
本学は、これらの要望を受け入れ、本学敷地内に、県立の特別支援学校を設置する方向である。
(説明は10分)
これらの説明を受けて、いくつか質疑応答がなされた。(質疑応答は20分)
Q・特別支援教員養成課程の教員は、これまで教育実習先の確保などで、苦労してきたが、この学校は、本学の代用附属としての役割を負うのか。
・また、特別支援学校が新設されても、附属福岡小、中学校の、特別支援学級は、維持されるのか。
A・この学校は、本学にとっての代用附属としての役割を負うこととなる。
・また、附属福岡小・中の特別支援学級は維持する。
Q・このような重大な問題はもっと早い段階で学内員に説明するべきではなかったのか。
・伊豆宗像市長は、6月に、本学の経営協議会委員、学長選考委員になられたが、県立学校誘致の問題と合わせて考えると、これは問題でないのか。
・この件は、教育研究評議会等で、採決されたのか。
A・いろいろ調整して、学内の説明会は今になった。
・市長が経営協議会委員等になられたことは問題ではない。
・この件について、教育研究評議会で採決はとっていないが、今までに2度説明した。
Q・学内には、土砂災害警戒区域や土砂災害特別警戒区域が多くあるが、特別支援学校の設置予定地は大丈夫なのか。
・特別支援学校の土地を、本学は譲渡するのか、貸与するのか。
・大学には人文社会教棟を始め、土砂災害警戒区域に校舎が建っていたり、老朽化した建物、老朽化した階段等の危険個所が多くあるが、学校新設の前に、これらの危険個所を整備してほしい。例えば、平坦地に校舎を移すなどしてほしい。
A・特別支援学校新設地については、「大部分は大丈夫である。」
・土地は、「大学から宗像市へ、無償で貸与する。」
・危険個所の対応については、宗像市と「緊急ホットライン」を引く方向で検討する。
おもに以上のような内容でした。
新設予定場所は、正門入ってすぐの大駐車場から右手に上がっていく道路の右側の小山から、野球場手前あたりのようです。
この場所の大部分は危険区域からはずれるとのことですが、危険区域にかかっている場所もあり、また周りの多くの土地は土砂災害警戒区域ですから、安全性については大いに心配なところです。
この件、今後も続報いたします。