《教員組織の改悪案が出ました》(2018年10月17日)


 11日の全学説明会において、
教員組織改革案が学長・理事から説明されました。

 それによると、講座を廃止して、以下のように、学内に15の教育ユニットが置かれます。
(あえて、ユニットをつけて並べてみます。そのヘンテコさがよくわかります)
福祉社会教育講座、国際共生教育講座、幼児教育講座は名称もなくなります。

教職教育院ユニット、学校教育ユニット、教育心理ユニット、特別支援教育ユニット、国語教育ユニット、社会科教育ユニット、数学教育ユニット、理科教育ユニット、音楽教育ユニット、美術教育ユニット、保健体育ユニット、技術教育ユニット、家庭教育ユニット、英語教育ユニット、教職実践ユニット

 研究組織として、
総合教育系
人文・社会・芸術教育研究系
理工教育系
高度教職実践力研究系

 フロアからは多くの質問・反対意見が出ました。
・なぜ講座を廃止しなければならないのか。
・なぜ講座名称を廃止しなければならないのか。ユニットはあまりにも奇妙。
・ユニットと講座の違いは何なのか。
・系とユニットとの違いは何なのか。
・ユニットは英語では「単位」を意味する場合が多い。
・軍隊に使われる用語、また組織といっても一時的な組織の意味。
学長・理事からの返答はありましたが、明確な返答ではありませんでした。

 また、大学院についても、
教職大学院への一本化の方向性が明示され、既存の修士課程である教育科学専攻の存続は極めて厳しい、とのことでした。
来年度以降の修士課程の様相、教職大学院の様相は、現段階ではまったくわかりません。
他大学で既存の修士課程が残っているのは、「学校臨床・国際関連」との理事のことばがありました。
本学は、臨床心理士養成も、国際交流系の学部コースも、いち早く廃止してしまいました。
いかに状況が読めていないか、おわかりでしょう。

 福岡教育大学は、もはや、アカデミアを失ってしまいました。
大学でありながら、何なのかよくわからない、怪しいものへ、変貌を遂げようとしています。
これが学長の言われる「高度な経営判断」なのです。