《2019年は、講座が廃止されユニット制に改悪されます》(2019年1月13日)


 皆様、あけましておめでとうございます。
昨年は記事をお読みくださって、ありがとうございました。
寺尾前学長(現副学長)、櫻井前理事(現学長)による不当労働行為事件の判決が最高裁から出されるのも、そう遠くないと思います。
これらの問題を含めまして、さらに皆様と情報を共有しながら、今年こそ福岡教育大学の再生を成し遂げたいと考えます。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、新ユニットに所属する教員名が、新年早々突然発表されました。
各教員の、これまでの研究・教育領域を役職者が推測して、勝手に配置決めをしたようです。
各教員への説明や確認等は、まったくありませんでした。

 「学校教育ユニット」「教育心理ユニット」「特別支援教育ユニット」「国語教育ユニット」「社会科教育ユニット」「数学教育ユニット」「理科教育ユニット」「音楽教育ユニット」「美術教育ユニット」「保健体育ユニット」「技術教育ユニット」「家政教育ユニット」「英語教育ユニット」「教育実践ユニット」

 このように並べてみると、漢字とカタカナがくっついた、実に怪しい感じですね。
さらに、これらを横断する形で、「教職教育院ユニット」も設置されます。

 各ユニットの働きや責任体制は、現段階では、はっきりしません。
「福祉社会教育講座」「国際共生教育講座」「幼児教育講座」は廃止され、それらの講座への所属教員は上記ユニットに配置換えとなります。
廃止された生涯教育系の学生で、来年度以降も在籍予定の者に対する、指導・責任体制がどうなるのかも、まったく明示されていません。無責任極まりないです。

 しかも、各ユニットの「長」やユニットに関わる仕事の担当者は、各ユニット構成員に諮ることなく、「学長」やその他の役職者が指名するようです。

 これまで、我々は、講座や講座群内では適材適所と公平性を念頭に、話し合いながら、仕事を振りわってきましたが、今後は「役職者に逆らわない人」が、指名されるということになるのでしょうか。
このようなことで、大学がうまく機能するのでしょうか。甚だ疑問です。

 本学の民主主義は、はるか遠くになってしまいました。
ガバナンスは独裁と同義であり、近いうちに業務不全に陥るのではないでしょうか。