新型コロナ感染拡大状況下、本学は6月26日まで遠隔授業が実施されます。遠隔授業については問題も起きているようですが、本日は「英語習得院」のその後についてお知らせします。
本学においては、28年度入学生から、中等教員養成課程英語選修以外は、必修の外国語履修が4年間で2コマ(4単位)となりました。
代わりに、寺尾元学長の肝いりで「英語習得院」という課外学習組織が作られました。小学校英語必修化に対応するためという名目で、初等教員養成課程の学生は実質必修に近い形で、登録や受講が強く推奨されました。
しかしながら、この「英語習得院」については、学生からの不満もあり、年度当初400名ほどが登録しても、年度の終わりには10名程度(それ以下の時も)となるような状況がありました。
「英語習得院」は、この間、本学の中期計画・中期目標の目玉の一つとして掲げられてきました。
かなりの予算が投入され続けたことも間違いありません。
新型コロナの感染拡大により、今年前期の「英語習得院」のプログラムはすべて中止となりました。
本来少人数クラスで実施されているため、遠隔スタイルでやろうとすればやれたのではないかと想像しますが、すべて中止となりました。
一体「英語習得院」は、どうなっていくのでしょう。
学部には何の情報も共有されません。
飯田新学長は、HPの「学長挨拶」の中で、「英語習得院」のことについて触れています。
しかしこの度、別に出された飯田学長による「令和2年度大学運営方針」においては、「英語習得院」のことは触れられていません。
これまで、中期計画・中期目標の中で、目玉として宣伝してきた「英語習得院」の看板を、こっそりと下ろすことはできないはずですから、令和2年度だけ「英語習得院」を開講しないということなのでしょうか。
多くの教員から、そして学生からの反対の声を無視して、外国語の必修コマ数を激減させ、一方で「英語習得院」を維持し続けたその状況が、取返しのつかないところまで来ているのでなければよいのですが。
この問題は継続してお伝えしていきます。