6月の宗像市議会で、特別支援学校の子どもたちの避難について、
「市立城山中が避難所であること」「災害予測の前に事前避難をさせるので問題ないこと」などの答弁が、宗像市側からなされました。
特別支援学校に在籍予定児童・生徒数については、2020年2月28日に行われた令和2年度宗像市議会第一回定例会において、伊豆市長自らが、次の答弁をしています。
「小・中・高で270人の子どもたちがその特別支援学校に通ってくるようになります。また、教職員、事務職員等合わせて100人、ある意味新しい教育のまちができると私は思い描いております。」
つまり、400名弱の人が、特別支援学校に在籍することとなり、災害時には(事前に)城山中に避難する、ということになります。
本当にこれだけの人数が、城山中に避難できるのでしょうか?
宗像市は「地域防災計画」を出しています。この中には、各避難所の収容可能人数が掲載されています。
この資料によれば、「城山中」の収容可能人数は「149名」ということになります。
平成30年の資料ですし、今後城山中が改築されますので、人数の変更はあるかもしれませんが、大幅に増加することはないでしょう。
現在の資料をもとに考えれば、城山中には「149名」しか収容できないのです。
特別支援学校の児童・生徒は、全員、城山中に避難できないということになります。
赤間コミュニティセンターが次の避難場所となるでしょうが、かなり遠いところにありますし、収容人数も限られています。
何より、重要なことは、城山中は、近隣住民の避難場所でもあり、本学学生・教職員の避難場所でもあるということです。
例えば特別支援学校の児童・生徒を優先して事前避難させた時、地域住民、本学学生は、一体どうなるのでしょうか?
宗像市も大学も、特別支援学校学内設置について、安全面を精査せず、推し進めていることがわかります。
宗像市が出している「地域防災計画」の中身を、宗像市長は把握されていないのでしょうか。
宗像市長が子どもの安全、住民の安全にまともに向き合っているとは思えないニュースが出ました。
5月27日、福津でバーベキュー飲食・飲酒を、知人6人と行ったそうです。
謝罪をして終わる話ではないでしょう。