《後郷土池周辺を整備をして、本当に大丈夫なのか?》(2022年5月15日)


 令和3年度第15回役員会議事録(HP掲載)の議題に、「後郷土池周辺整備に係る事業計画について」というトピックが出ています。

 後郷土池というのは、正門入ってすぐの右手、大駐車場横の池です。
池を含めて周辺を整備するということのようですが、現在特別支援学校整備で、古墳の山を切り崩しつつある状況で大量の土砂が出ており、これを持っていく場所を探しているのでしょう。
これについては、宗像市HPにも、土砂の受け入れ先を募集する告知が出ています。

 建設発生土の受入れ地を募集します(受付期間延長)

 この土砂を使って、後郷土池を埋め立て、盛土をした上で、大駐車場とつなげた形で、駐車場を拡充するつもりなのでしょうか。この池は、石丸農事組合の管理ため池ですが、個人の所有地であり、寄附されたということなのでしょうか。本来は農業用のため池ですが、その用途でも使えなくなりますが・・・

 農業用ため池データベース

 何より、問題なのは、後郷土池は、上方にある寺田池とも、水の流れに関して連動してきた池であろうということです。
上流からの水は、寺田池、そして後郷土池と、流れていきます。
この下方の後郷土を埋め立てて、水の流れを止めた時、本来流れるべき水の流れは、ここでせき止められることとなります。
しかも、ここを盛土して、駐車場を作るのでしょう。

 こんなことをして、大丈夫とは到底思えません。
対外的に告知せず、このようなことを進めようとしていること自体が、危うさの象徴です。