令和5年度入試から内容変更がなされることがHPに掲載されていました。
一方、アドミッションポリシーはそのままで、変更された入試とアドミッションポリシーが長期間にわたりずれたままになっていることをここでもお知らせしていました。
5月23日付で、新しいアドミッションポリシーがHPに掲載されました。
かなり驚くべき内容となっています。
昨年度まで、初等教員養成課程の前期日程入試においては、「小論文」であったものが、「面接」へと変更、後期日程入試が「面接」から「小論文」へと変更となっています。
本来は、アドミッションポリシーに基づく入試を行う、というのが「ポリシー」の意味ですが、変更した入試内容に合わせて、後からポリシーの方を変えた形になっています。
また、来年度から初等教員養成課程内に、各種プログラムが作られますが、人文・社会教育プログラムのみ、個別の教科試験が課されない形となっています。他のプログラムが何らかの個別教科に関連する試験が行われることと比べると、大きな違いがあります。
同一の教員養成課程内において、このような差異があってよいのでしょうか?
かつて、本学には、初等教員養成課程の中に、教科ごとの選修制がありました。寺尾元学長の肝入りによる平成28年度改革により、それらは廃止され、初等教員養成課程の学生が、中学校高等学校の教員免許を取得しにくい状況が生じ、多くの反対の声が上がってきました。
今回の変更は、これらの声にこたえるためのものなのでしょうか。
実は、選修制に戻せば、これまでの問題は容易に解決するはずなのですが、
大学執行部は、選修制に戻すことを頑なに拒否しているというわけです。
教職教育院を作り、初等教員養成課程の教育を委ねてきた改革は、失敗したと言えるのではないですか?
問題がないのなら、何も変える必要はないのですから。
この問題、続報します。