《宗像特別支援学校建設予定地が土砂災害警戒区域の調査対象箇所に指定??》(2024年6月14日)


 令和6年5月24日付で「土砂災害警戒区域等の新たな指定に向けた調査箇所」が公表されました。

 土砂災害警戒区域等マップ

 「福岡県では令和3年度から4年度にかけて、高精度地形図を航空測量によって作成し、令和5年度に新たに区域指定のための調査を行う箇所の抽出を行いました。令和6年度からは、抽出した箇所の現地調査に着手し、順次、土砂災害警戒区域等を指定します。」青い線で囲まれたところが「調査区域」です。

これによれば、県立宗像特別支援学校予定地のほとんどは、「調査区域」に入っています。さらに上方の場所の多くも、指定された場所に加えて新たな調査区域に設定されました。調査後に「土砂災害警戒区域」等に指定されない場所もあるでしょうが、少なくとも危険性が予知されているからこそ、「調査」の必要ありと選定されたのです。

 古墳の山の土を用いて後郷土池を埋め立てたこと、ものづくり支援センター手前に小山を作ること等で、学校予定地を含めた場所の土砂災害警戒区域を外すことを目指すとのことでしたが、今回「調査区域」に指定されたことは、種々の対策を講じても、周辺を含めて危険区域である可能性が高いことがあらためて裏付けされたのではないでしょうか。当初の説明と反対の流れになっています。本当にこの場所に学校を建設するのですか?

 因みに、福岡市は、「調査区域」をすべて土砂災害警戒区域として扱うことを告知しています。

防災マップ